ミカミ ポーラのuranaisu

ミカミポーラが福岡は城南区のSalon de uranaisuで書いています。サロンいうても美容院じゃなくて占いするところよ。

華原朋美を救った海王星のポジティブな使い方

こんにちは。福岡の団地妻占い師uranaisuのミカミポーラです。小室哲也世代です。今日は前回に続いて「華原朋美~その栄光の光と影」後編をお伝えしたいと思います。(プロジェクトX感)

 前回までのお話はこちら

華原朋美の精神的危機と海王星 - uranaisuが占います

 

谷底の輝き

小室哲也氏との破局、ガス中毒などショッキングな話題で注目を浴び、憧れの大スターから一転して悲劇のヒロインとなった華原さん。2000年に無期休養を宣言してカナダへ留学しますが、ほとんど休み間もないまま2001年には芸能界へ復帰。事務所移籍やセミヌード写真集、パチンコ台とのコラボなど芸能活動を続けます。

しかし星を見る限りこの時期も獅子座に揃ったパーソナル天体に水瓶座を運行していた海王星が次々ヒット。ガス中毒で搬送されたときのような精神的な混乱を覚えることもたびたびあったと思います。

しかし同時に2001年4月10日をピークに水瓶座を運行中の天王星が華原さんの獅子座の太陽とオポジションであったため「過去とは決別」「独立」「自分の殻を破る」ということにエネルギーが注がれ続けていたのだと思います。

また2003年4月からは運行中の冥王星が華原さんの太陽とトラインに。天王星パワーで起こした革命を冥王星の刷新力が引き継ぎ、「小室ファミリーのころとイメージ変わったけど、いい感じじゃない?」と評価が高まります。

この時期「クレヨンしんちゃん」の作者である臼井儀人さんと意気投合。せつないラブソングを歌う憧れの女の子から子供たちのアイドルへと転向していきます。

「つらい過去から立ち直った明るい朋ちゃん」としてファンに応援されていた華原さんですが、幽界からの嵐は去ったわけではありませんでした。

 

ライツと海王星のハードアスペクト

2009年1月18日に華原さんの太陽と海王星オポジションになります。金星と海王星オポジションが引き金となり、一時は芸能活動を停止していた華原さんですが、太陽とと海王星のハードアスペクトはこれまで以上に深刻な影響を与えました。wikipediaによるとこの日華原さんは急性薬物中毒で救急搬送されています。

翌2008年7月10日、東京ミッドタウンで開かれたパーティに出席。「年内には復帰したい」と語ったものの、それから約半年後の2009年1月17日、急性薬物中毒で倒れ病院に緊急搬送されてしまう。医師から処方された精神安定剤を多く所持しており、「大量服用による薬物中毒」と報道されていた。

星の運行と華原さんの身に起きる出来事のシンクロ率には驚くばかりです。2010年8月29日にもタクシー乗車中に意識がもうろうとなり緊急搬送されていますが、華原さんの出生時間が夕方から深夜にかけてだとすれば、この時期プログレスの月がネイタルの海王星と重なっていたはずです。トランジット、プログレスと双方から海王星が働きかけてきますが、それを芸能の世界に昇華させるには97年までの活躍はハードすぎたといえます。

 

星を活かす

wikipedianiによると一時は封鎖病連に保護されていた華原さん。退院後の華原さんはフィリピンに渡り、NPO活動に勤しむ父の元でボランティア活動に従事。孤児たちの世話にを手伝っていたそうです。

華原さんは太陽と月がともに獅子座。子供相手の仕事は得意ですから、きっと大人気のすてきなお姉さんだったことでしょう。現実的に見ても一挙手一投足を追跡される芸能界から一個人として生きる道が開けたのは精神のバランスを取り戻す上で大いに役立ったはずです。

しかし占い師として思うのは、華原さんは自他の区別をなくす方向に作用していた海王星を、博愛、慈愛、人を愛する上で限界を設けないという方向へ活かしていたということです。占星術では特定の星の働きをポジティブな方向へ転換させることをしばしば「星を活かす」といいますが、これはすばらしい例だと思います。ロケーション的にもアメリカやフィリピンはラッキーゾーンなのかもしれませんね。そこでの結びつきが華原さんを守ってくれるといいなと思いました。

 

最後の海王星オポジション

こうして行きつ戻りつする海王星にあたかも翻弄されるかのような人生を送ってきた華原さんですが、2012年2月に海王星魚座へ移動してからは、それまでよりずっと安定した生活を送っていらっしゃるのではないかと思います。華原さんの混乱は長かったとはいえ、生まれ持ったものではなく一時的なもののように思います。

ひとつ気になるのはネイタルで火星と海王星がオーブ6度のスクエアであること。衝動的にちょっと不思議なことをしてしまうところはありそうです。でもこれも普段は人を惹きつける魅力のひとつだとわたしは思います。

 

今年2015年3月17日にネイタルの海王星とトランジットの海王星がスクエア。そのすぐあとの3月30日から華原さんは日本テレビの情報場組「PON!」のレギュラーコメンテーターとして活躍されています。ふたたび海王星は芸能活動の象徴として動いているようです。華原さんの海王星ドラゴンヘッドのそばにあるので、芸能人との縁ができやすいせいもあるのかもしれません。

来年2016年6月2日にネイタルの火星に海王星オポジションになります。99年にはじまったパーソナル天体と海王星オポジションはこれが最後。この時期を精神の混乱状態に陥ることなく、歌や奉仕活動ですべての人を癒すスターとして幽界のパワーを活かしてほしいと思います。

 

精神的な混乱は奉仕活動と相性がいい

占星術的に考えるならば、精神のバランスを崩すひとつの原因は自他の区別が曖昧になっているということです。一時的にそのような星のバランスになっているにせよ、生来そのような星を持って生まれているにせよ、その星を活かす道はどこかに必ずあります。

華原さんのように芸能活動という形で不特定多数に自分の才能を提供することもそのひとつ。また華原さんがNPO団体のメンバーとして孤児院に無償の愛を提供したように、ある種の奉仕活動に打ち込むのもよい方法です。

海王星は人を精神世界へといざないます。それが幽界からの招待なのか、気高い愛の表現になるかは運命づけられてはいません。もしもあなたがいま精神的に深い闇のなかにあるのなら、見知らぬ誰かのためにあなたが出来ることを探してください。

ささやかな寄付、ちいさなお手伝い。見返りをもとめずに植物や生き物の命を世話すること。それらは海王星の力をポジティブに使うひとつの安全な方法なのです。

 

 

 

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