こんにちは。福岡の団地妻占い師uranaisuです。先日このブログを開こうとしてuranaisuでスマホ検索すると入力がめんどうだとあらためて気づきました。でも団地妻占い師だといっぱつで出てくるので、今後は団地妻占い師を肩書にしていきたいと思います。
さて、真夏のホラーレビューシリーズで「たたり」をハッピーエンドにする方法を考えました。エレーナのように周囲から理解されない精神的な不安定さが話題になった方のひとりに華原朋美さんがいます。
エレーナは幽界へ飲み込まれてしまいましたが、華原さんは想像を超える戦いに勝利をおさめ、復帰を果たしていらっしゃいます。今日は華原さんを通して精神的な不調と海王星の関係を考えてみたいと思います。
大躍進機の華原朋美さん
華原さんは1974年8月17日生まれで、射手座の6度に海王星があります。華原さんが大活躍した1990年代の後半、運航中の冥王星は射手座にあり、1997年12月に華原さんの海王星とぴったり重なりました。海王星は芸能の星、冥王星は力を極限まで引き出す星です。華原さんはこの時期をまさに大スターとして過ごしました。
1995年 I BELIEVE
第28回日本有線大賞 新人賞、最優秀新人賞 - 「I BELIEVE」 |
第28回全日本有線放送大賞 最優秀新人賞 - 「I BELIEVE」 |
第37回日本レコード大賞 新人賞 |
1996 年 I'm proud
第10回日本ゴールドディスク大賞 ベスト5ニュー・アーティスト賞 |
第29回日本有線大賞 有線音楽優秀賞 |
第29回全日本有線放送大賞 読売テレビ・ゴールドアーティスト賞 |
第38回日本レコード大賞 優秀作品賞 |
1997年 Hate tell a lie
第11回日本ゴールドディスク大賞 ベスト5アーティスト賞 |
第30回日本有線大賞 有線音楽優秀賞 |
第30回全日本有線放送大賞 読売テレビ・特別賞 - |
冥王星が通過したあとで
98年にはアルバムstorytellingが第12回日本ゴールドディスク大賞 ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞しますが、シングルでの受賞はありませんでした。
このアルバムにはが、アルバムから「I WANNA GO」「YOU DON'T GIVE UP」がシングルカットされますが、同世代の方でも上の三曲と比べてパッと思い出せない方も多いのではないでしょうか。ちなみに「YOU DON’T GIVE UP 」は「缶ビールで乾杯しよう」というあの曲です。
当時のCDは中古で入手するしかないみたいですね。
このアルバムstorytellingにはたのしく たのしく やさしくね も収録されています。こちらは現在もカラオケで人気。でもこれは97年9月のシングルなんですよね。華原さんを大スターへと引き上げた冥王星は海王星を刷新して去って行きました。 そして華原さんの獅子座2度にある金星に、今度は運行中の海王星が水瓶座の2度に近づいてきます
境界を失わせる海王星
「ねじの回転」「たたり」でも扱いましたが、占星術での海王星は幽界の象徴、また人の心理や酩酊状態など実態のないものの象徴です。海王星は映画や芸能界の象徴でもあるのですが、華原さんの海王星は97年までに芸能界のトップに立つという経験を通してこのときすでに別の方向へと進み始めていました。
華原さんの獅子座金星2.61に対して運行中の海王星が水瓶座が2.61になったのは1999年12月15日。おそらく11月後半から華原さんは精神的に極度の不安を抱えていたのではないかと思います。*1
1999年1月30日、華々しい芸能生活を送っていた華原朋美さんが自宅でガス中毒に倒れました。当時交際していた小室哲也さんとの破局と関係した自殺未遂ではないかなどさまざまな憶測が飛び交い、事故現場には150人を超えるマスコミが集まりました。華原さんはこの時期を境に精神のバランスを取り戻す長い戦いの日々を送ることになります。
海王星がヒットし続ける アスペクト
海王星は公転周期が遅いとはいえ、通常それほど長期に渡ってヒットするものではありません。しかし華原さんは水瓶座の間反対に位地する蟹座、獅子座、乙女座に太陽、月、水星、金星、火星とすべてのパーソナル天体をもっています。海王星は金星のオポジションから始まって各天体と次々にクインカンクスを形成し、海王星を頂点としたヨードが長い間形成されていました。ここに現実感覚を作るはずの土星も巻き込まれています。
wikipediaを見ると芸能活動に復帰したり、海外へ留学したり、テレビに出ても不安定さばかりが話題になったりと本当に大変な時期。狂言だ、話題作りだとうがった見方もありました。しかしこうしてチャートを見る限り、華原さんはそんな風に現実社会での自分の評判を気に留める余裕はなかっただろうと思います。表に出ていた以上にご本人は苦しく、すべてを投げ出してしまいたいと思うことも一度や二度ではなかったのではないでしょうか。
次回はこの危機を華原さんがどのように逆転させたのか、占星術的な見地から考えてみたいと思います。
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