「サロンを開きましたが、お客さんが一人も来ません」へのアドバイス
こんにちは。ポーラです。
先日ある動画で公開鑑定をしているのを見て、いろいろ考えてしまいました。
ヒーリングサロンを開いたけれど、お客様がまったく来ない。
一人の常連さんが定期的に来てくれるが、他はもう何か月も人が来ない。
イベント出店をしたが、他のブースには人がいても自分のところはゼロ。
新聞広告を出したり、ご近所にチラシを投函したりしているが効果がない。
貯金が尽きてきたので生活が心配。もう諦めるべきでしょうか。
回答者の方はこれを面白エピソードのように笑いながら読んでいましたが、何がおかしいのか、ちょっと私にはわかりませんでした。身につまされるお話なんだけど。
その後相談者の方のネイタルチャートを読みながら、かなり長い時間をとってのお悩み相談タイムがありました。相談者は回答者にチャートを読んでほしくてメールを送られたので、鑑定についての感想は控えます。
しかし「笑いごとかよ。ひでえな。血も涙もねえな」という率直な感想については記しておきたい。笑われた相談者の方はウケが取れてうれしかったでしょうか。
さて、自動再生でめぐり合った公開鑑定についての感想を長々書き連ねても仕方がないのでこのくらいにして、平素「占い師になるという道もあるよ!」とお伝えしている者として、「占い師デビューしました」「ヒーラーデビューしました」「でもお客さんが一人も来ません」という方に、私だったらなんと答えるかを考えてみました。
デビュー後大切なのは、とにかく数を打てということです。
数というのは鑑定なりヒーリングなりの件数はもちろんですが、待機時間数、待機回数、イベント出演数、ブロブ更新数、TwitterでTweet数、instglamに画像投稿数、facebook にこれらを連動させて流す数、そして仕事に関連した書籍を精読する数、それらをまとめるノートの頁数、読む時間数、まとめた時間数などです。
ニューカマーは質より量。高望みをしてもどうせ大したことはできません。それよりあなたの人柄やがんばりを気に入ってくれるお客様に目を止めていただきましょう。
新聞広告で数を打つにはかなりの費用がかかります。チラシのポスティングも日々違う内容を刷り上げて配るのは時間も手間もかかります。手間と時間がかかると数が打てません。新人時代は数が打てないものに時間と手間をつぎ込んではいけません。それはあなたが中堅になり、仕事を選ぶ立場になってからでよいのです。
客足がふるわず悩んでいる気持ち、よくわかります。「今日はお客様は来るだろうか」とカードをめくり、ホロスコープチャートを眺めていた日々をいまもありありと思い出します。
現状お金が入ろうと入るまいと、あなたが占いを続けたい、あるいはヒーリングやチャネリングやセラピー、加持祈祷やお祓いなどなどオカルト稼業を続けたいのなら、まずは数を打ってみてください。これはオカルト稼業に限らず商売すべての基本です。
お客様がいらっしゃるかどうかはこちらでコントロールできません。でもあなた自身が数を打つことはあなたにコントロールが可能です。何の数を伸ばすか、どれだけ伸ばすかも自分で選べます。そんな風に数をこなしているあいだに必ず力もついてきます。
「数を打たなきゃいけないから堅気の仕事はやってはいけない」というわけではありませんよ。生活を支える手段が他にあるならためらうことはありません。それでも私のようにつぶしの利かない人生を歩んでいる方、これしか道がないという方は絶望する前にちょっと数を打ってみてください。まずは1を2に。そして2を3に。