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ミカミ ポーラのuranaisu

ミカミポーラが福岡は城南区のSalon de uranaisuで書いています。サロンいうても美容院じゃなくて占いするところよ。

占いやスピリチュアル、霊感系サービスに支払う妥当な料金の見極め方

私がオカルト大好き中学生だったころのこと。
心霊現象関連本がどっさり並んだ書籍のコーナーで買った本に
「神と話が出来る」と書いている人がいました。

昨今だいぶカジュアルに「神と話せます」と申告できるようになりましたが
当時そんなことを真顔で書くのはまだまだ恐れ多く
恐れを知らぬオカルト雑誌の中でさえ
「守護霊の声が」と控えめに語る人がいる程度でした。

これはすごい。かなりの裏付けと確証あってのことだろう。
と中学生女子は驚愕しました。しかも奥付に電話番号まで書いてあります。

現在神と話せる系の本は欧米中心ですが、その方は日本人でした。
霊障に苦しむ方のもとへあちらこちらと訪れては不思議な力で問題を解決。
本には怖面白いエピソードが満載でした。

そしてなんと、助けられた方々は年に一度集まり
その方を通して神さまとお話をされるのだそうです。
さらにそのとき願いを一つだけ
どんな願いごとでも叶えてもらえる。
と、その方は書いていらっしゃいました。

当時私は自分でどうすることもできない家族の問題にとても悩んでいました。
また、そのころ住んでいた家は建てた当時から怪奇現象が頻発しており
私は本を読んでいるうちに
「これらの現象と家族の問題は何か因果関係があるのではないか」
と思えてきたのです。私は思い切って奥付の電話番号に電話をかけてみました。

神と対話できる人に電話をかけると思うとかなり緊張しましたが
電話に出たのは著者ではなく、そこで働く若い女性でした。
その方は私に、私が住まいの管轄に当たる支部の電話番号を教えてくれました。

私は著者と話せなかったことにがっかりし
同時にそんな大きな組織だとは想像していなかったのでびっくりしました。

さて、ここからが今日の本題です。
次の電話には早口でよくしゃべる中年男性が出ました。

男性の話を要約すると
著者と会うには著者が主催する会に所属する必要がある。
そのための入会金や年会費がいくらかかる。
お金の支払い方法はこのようにしてほしい、ということでした。
こちらの事情については何も聞かれませんでした。

今ではその金額をまったく思い出せませんが
小遣いをやりくりする中学生にとってはちょっとびっくりするような額でした。
「どんな願いも年に一度叶えてくれる」という話がいかに魅力的でも
払いようのない額だったのです。

私はお金が払えない場合はどうするのか尋ねてみました。
するとその男性は
「その場合はお金が入るお札があるので、それを持てばお金は入ってきます」
と、こともなげに言いました。
(ならそっちでそのお札でお金が入ってくるようにすればいいのに)
と私は思いました。

私が気乗りしない相槌を打っていると、その男性は
「普通の主婦の人がね、あのような方とお話ができるっていうのは
 それはもう、大変ありがたいことなんですよ」
と、とても自慢げに言いました。
私は主婦だと思われたことについては特に否定せず
内心がっかりしながら話を終わらせ、電話を切りました。

見えない世界のサービス料金は曖昧です。
そのようなサービスに支払う妥当な金額について考える時
私はよくこの時のことを思い出します。

まず、その時の自分に無理なく支払える額であること。
見えない世界のサービスには「ご利益」がつきもの。
あとで支払った以上の利益があがると思うと、つい無理なお金を出したくなります。
困っているときほど、特にそうです。
その考えはギャンブルとよく似ています。

「お金が入るお札」は霊験あらたかかもしれないし、そうではないかもしれません。
目に見えるモノを買った場合との違いは
そうでなかった場合も返金してはもらえないということです。

そしてサービスを受けさえすれば問題が解決するかのように匂わせている人
また、受けなければ問題が悪化するかのように仄めかしている人には
気を付けた方がいいということ。

「お宅の水道管が破裂していますから元栓を閉めましょう」
という話なら別ですが、そのくらいはっきりと人に見えない世界が見える人が
たかだか数千円、数万円で
無差別にサービスを提供することは、恐らくほとんどないでしょう。

もちろん良心的な鑑定師であっても、複雑な占術や伝統的な風水など
膨大な資料を学ぶためにかけた時間や費用、鑑定内容を調査するための時間など
コストを計算すると数万円でも安い場合もあります。

私が気を付けてほしいと思うのは
かかった費用に対してではなく、得られるとされる効果に基づいて
「これだけのご利益があるのだから、この値段は安い」
と保障のない未来に値段をつけている場合です。

「しょせんそんなことを商売にする人間なんだから、常識が通用するわけがない。
 そんなもの頼るのがバカなんだ」
と言う人もいますが、どうすることもできない状況に陥ることは誰にでもあります。
健康関連であれ、事業関連であれ、また教育に関するものであれ
こういった用心は日頃からしておいた方がよいと私は思います。

私は自分が提供するサービスが妥当なものであるよう努力していますが
もし鑑定料金がその時のご自身のお財布事情に合わない場合は
無理をされないようにお願いします。

状況がマッチしないというのは、いわゆるスピリチュアルな見解としても
「その時ではない」ということだと思うからです。