12星座を覚えなくても読める占星術 「四分円半球占い」
「西洋占星術って面白そう!でも難しそう!」という方、まずは四分円で占う方法を覚えましょう。地平線の位置を使った占いで、出生時間と出生地がわかれば誰でも、そして誰のことでも占えます。
星座の意味も天体の意味も覚える必要がなく、視覚的に把握しやすいので簡単です。非公開テスト動画で解説したものをお蔵出ししたので、参考になさってください。
用意するもの
・生年月日 出生時間 出生地
・ホロスコープ作成ソフト、またはアプリ
動画で使ったソフト Amateru
おすすめサイト さくっとホロスコープ作成
読み方
ホロスコープチャートの円を上下左右で四つにわけ、天体と感受点*1がどこに集中しているかを見ます。 円の左側が東、右側が西で、上が南、下が北です。
太陽はAC*2と記されている東の地平線から上り、MC*3を通って西の地平線に沈みます。*4
12と書いているところがAC、10がMC。
ここでは太陽は上ったばかり、月は沈んだばかり。
解説
・東側に星が多い 3ハウスから10ハウスに多い
チャートの左側、日が昇る側に星が多い人は能動的に行動するタイプです。進路や就職先、結婚相手など人生の重要問題は自分で決定し、目標に向かって生涯を乗り越えていくでしょう。周囲と調和すること、人を信頼することが課題になります。また自分の目的のために周りを振り回すことがないよう気をつけましょう。
・西側に星が多い 9ハウスから4ハウスに多い
チャートの右側、日が沈む側に星が多い人は受動的に行動するタイプです。住まいや職業、生活スタイルなどをパートナーや家族に合わせて変化させ、波に逆らわず受け止めて行きます。自分の人生を人に明け渡してしまわないよう注意しましょう。
・南側に星が多い 12ハウスから7ハウスに多い
チャートの上側、天の側に星が多い人は社会生活が人生の中心になるタイプです。個性や才能を活かして社会に貢献し、活躍します。しかし表舞台にだけ目を向けていると足元がおろそかになりがちです。安全な拠点、安定した私生活を大切にしましょう。
・北側に星が多い 6ハウスから1ハウスに多い
チャートの下側、地球の裏側に星が多い人は私生活が人生の中心になるタイプです。保護者の意見が強く影響する配置でもあり、自立が課題です。主体性を持って社会に貢献する意欲、自分で選んだ人生の目的を持つことで世界が広がります。
・星が散らばっている
月(☽)と太陽(☉)がどの位置にあるかを見てください。月がある位置が私生活と感情的な方向性を、太陽がある位置は社会生活と生き方*5を象徴しています。
読み方はシンプルですが奥が深く、心理占星術で有名なノエル・ティル氏もこれを非常に重視しています。四分円の偏りで輪郭を把握すると鑑定もスムーズです。わたしはこのあとMC,IC,付近の天体に注目して、それから太陽や月を見ます。
参考資料
安心しておすすめできる本。ただしアスペクト解説はない。
以前動画でご紹介したいちばんやさしい占星術のP110〜「惑星の配置からホロスコープを読み解く」に四分円に着目する方法が紹介されています。ハウスごとの詳しい解説と具体例があるのでとても参考になります。ぜひご覧ください。
おそらく国内シェアNo.1のソフト。windows7対応になった。
また新版 Stargazerで体験するパソコン占星学のP267〜 「感受点の配置パターンを見る」には代表的なパターンと解説があります。興味がおありの方、そして「Star gazer使ってるけど解説はあんま読んでない」という方は、ぜひご確認ください。
上級者向け参考資料
ガチ。
「西洋占星術はひととおり学んできたけど、もう一声!」という方向け。四分円に注目すべき理由と鑑定の現場でどう応用するかが詳しく解説されている。話についていくのは大変だけど、がんばって!
ティル式を解説したkindle本。
上の本を日本語で解説したもの。勉強は紙の本派だけど、これはわかりやすくてかなりお買い得。電子書籍に抵抗がなければティル式はこちらから入った方がわかりやすいと思うわ。