ミカミ ポーラのuranaisu

ミカミポーラが福岡は城南区のSalon de uranaisuで書いています。サロンいうても美容院じゃなくて占いするところよ。

水星の逆行もいいとこある

5月19日から水星が双子座で逆行中。

水曜日は天神にある占いの館に出演している。昨日は帰りに家族が車で迎えに来てくれることになっていたんだけど、通用口を出たら車がない。
「もしもし、いまどこ?」
「もうすぐ博多に着くよ」
「今日は博多阪急じゃないよ?」
「しまった、そうだった!」

水星逆行、はじまってるな!と思った。

水星は動きが月についで早いことから、西洋占星術では移動、交通、通信の象徴とされている。

太陽系の天体は、地球から見ると牡羊座から魚座の方向に進んでいるように見える。
しかし軌道を画く円の形や地球との位置関係で、見かけ上進行方向が逆になることがある。これを逆行と言う。

水星と金星は太陽系内では地球より内側に軌道があり、年に三回逆行する。*1

西洋占星術は星の動きと地上の物事の共時性、いわゆるシンクロシニティを読む占いなので、天体が逆行している時期は地上の物事もいつもと違う様子を見せると考える。

水星逆行は移動、交通、通信の混乱の象徴とされており、確かにこの時期は聞き違い、すれ違い、渋滞や遅延などが多い。

基本に忠実な西洋占星術家なら水星逆行中の旅行は基本的にすすめない。起業や新規スタートの企画も一筋縄ではいかないと考える。水星は仕事も意味しているからだ。

じゃあ家にずっといるしかないのか。もちろんそうもいかないし、水星逆行は不利なことばかりでもない。

たとえば後ろ向きの通信を「過去への道」「過去との通信」と解釈すると、昔の知り合いや以前繋がりのあった土地へ戻る機会が開かれると解釈出来る。

そして本当にこの時期「ずっと連絡がなかった人からメールが来ました」といった話をお客様からよく聞く。

ホラリー占星術では表示星の逆行は遺失物が見つかる、戻ってくるサインと読む。なくしたもの、忘れていたものを取り戻す時期でもあるというわけですね。

私は昨日から易の勉強を再開した。


消えるボールペンでノートに手書きがいちばん頭に入る。

先日「64卦丸暗記が途方もなくて止めた」と話したら、易使いの先生が「8個覚えれば、あとはそれの組合せよ」と、その場で洛書数の図を書いてくれた。

易は8×8で64卦。西洋占星術は10天体×12星座×12ハウスなので、ネイタルチャートをアスペクトなしで読んでも1440パターン違う組合せがある。*2でも単純な要素の組合せだから12星座、10天体の24個を覚えたらだいたいわかる。けして難しくない。

8個覚えたらいいの?いけそうじゃない?

そう思った理由は洛書図にこれまで注目してこかったから。私は図でわかるタイプで、西洋占星術もチャートを見ながら理解して来た。図に出来なかったら12星座すら区別できたか怪しい。メンバーの多いミュージシャンとか登場人物の多い小節は得意じゃないからな!そうか、図解すればいいんだ…!

そんなわけで昨日は待機中ずっと易の勉強をしていた。はかどったよ!
みんなも6月12日までの一ヶ月、再チャレンジ、再開、再会、再来、再評価といった「再」の字をヒントにアゲインしてみてね!

そして運転と連絡は慎重に!


アンソニー・ルイスさんの章に水星逆行が詳しい

*1:ちなみにいまは土星冥王星も逆行している。

*2:三重円でメジャーアスペクトが5つとするとさらに15パターン増えるから4320パターン。小惑星リリスドラゴンヘッドAC/DC MC/I Cも加えると途方もない。