ミカミ ポーラのuranaisu

ミカミポーラが福岡は城南区のSalon de uranaisuで書いています。サロンいうても美容院じゃなくて占いするところよ。

ホスティングエンジェルに挑戦したよ 後編

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こんにちは。ポーラです。今日は大人のスピ系ごっこ遊び「家に天使を泊める」企画の体験記、後篇です。前編はこちら

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天使が来た夜

キャンドルと白い花、そして林檎と願い事を書いた紙を準備して迎えた天使到着予定の夜。

 

家族は直前まで「何それぜってーあやしい」と苦笑い成分多めの半笑いでしたが、到着時間が近づくとなぜかそわそわ。「何人来るの?5人?椅子足りなくない?」とリビングのソファまわりに椅子を運んだりと来客準備をはじめました。

 

そして到着予定時間の午後10時半。玄関のドアを開けると、あれ。見えないけどほんとに何かいる。何これ。ていうか誰これ。どちらさま?天使?天使なの?ごっこ遊びワールドに入ってしまったの?

 

私は半信半疑、面白半分神妙さ半分で天使を迎えるメッセージを音読し、「ようこそ、どうぞこちらへ」と見えない来客をリビングへ案内しました。

 

「なんか、御一行様お着きになったなった感じする」
「するねえ」

 家族も狐に鼻をつままれたような顔をしています。なにこの存在感。

 

人ならお茶でもお出しして道中の様子をひとしきりうかがうところですが、逗留中は蝋燭の炎を絶やさないようにする以外は何もしなくていいとのこと。その日はとくにやることもなく、にすぐに休みました。

 

翌日から私は連日仕事の予定があり、日中はほとんど家を空けていました。天使たちは滞在中行動を共にするよう願うことができるなので、私の仕事同行班と、家族と自宅待機班に分かれてくれるように頼んでみました。

 

私は天使対応の視力聴力はないので天使がなんと答えたかわかりません。ただ私にも家族にも、その期間何かいいものが家と仕事先にいっしょにいる気配がありました。視界の外の見えない位置でも、すぐそばに人がいたら気配を感じますよね。相手が好意的なのか、ただならぬ緊張感を持っているのかもわかると思います。そんな風にすぐそばに悪意のない誰かがつかず離れずいっしょにいる気配があるのです。

 

天使滞在期間の祝福

実は天使を迎えることになった時期、私はあることがきっかけで連日連夜緊張し続けていました。それは地震に怯えて暮らす日々とよく似ていました。

 

これまで震災を経験された方はご存知だと思いますが、地震の後の余震が続く日々は緊張の連続です。小さな揺れであってもそれが最後の揺れなのか、大きな揺れの前兆なのかわかりません。何をしていても身体が警戒モードで、いつまで緊急体制でいればいいのかわからなくなってしまうのです。

 

天使を迎えたころの私は地震に怯えるように、自分ではどうすることもできない問題の影で不安を抱えて暮らしていました。ところが天使を迎えた翌日の夜から、あることがきっかけで久しく忘れていたかつての平常心が戻ってきたのです。それは夢見るような多幸感ではなく、突然警戒警報が解かれたような平安でした。

 

当時はそんな日がふたたび来ると思っていなかったので、そのことについては願い事にも書いていませんでした。私が願い事に書いたことはどれも生涯の終わりにならなければわからないようなもので、天使が滞在している期間中に何か幸運に恵まれるとは思ってもみなかったのです。

 

天使が何をもたらしたのかが秘密にされる理由

実は私がホスティングエンジェルにいまひとつ懐疑的だった理由のひとつは、天使を家に留めた人たちの漠然とした語り口でした。

 

ちょっとネットで検索するだけで多くの人が「すばらしかった!祝福があった!チャレンジと気づきがあった!」と書いているのが見つかります。でも何を願ってどんな進展があったのかを具体的に書いている人を、私は見つけることができませんでした。

 

でも実際に体験してみて思ったのですが、もしかしたらこんな風にうれしい驚きを経験した方々は、不特定多数に向けて書くブログに書けないような、ごく私的でデリケートな願いごとを叶えられたのかもしれません。私のように。

 

天使が滞在した5日間の間に私にとっては大きなターニングポイント、まさに奇跡と思えることがありました。でもそれが何だったのかを具体的に話せる人は本当に親しいごく少数の人だけです。

 

天使が去った夜

こうして約束の5日間はゆっくりと過ぎていきました。いつもより忙しくあっというまだったはずなのに、何日も天使がいたような気がします。天使が去っていく日の夜、ふたたび家族とドアを開けて天使を見送りました。家の中ががらんとしてとてもさびしい気持ちになりました。

 

「いなくなったね」
「いなくなった」
「てことは、やっぱりいたんだね」
「いたんだなあ…」

あらためて顔を見合わせて家族と首をかしげた夜でした。

 

天使は私が紹介した3人の方の家へ旅立っていったようですが、紹介先からは何があったか聞いていません。奇跡や祝福があってもなくても、こちらからは聞かない方がいいような気がします。

 

ホスティングエンジェルとは何だったのか

何だったんだろうねえ。でも何かいいものだったなあという気がします。ごっこ遊び要素満載だけれど、遊んでいるのは人だけじゃない感じ。もしかしたらPlayじゃなく本当にPrayなのかもしれない。私には祈りが叶えられる道が開かれたから。

 

もしあなたがホスティングエンジェルを迎えるかどうか迷っているなら、私は迎えることをおすすめします。天使は作法にうるさくないようで、間違いがあったら大目玉ということもなさそうです。

 

そしてあなたが天使を歓迎中で次の滞在先を探しているなら、ぜひご連絡ください。私はあの気のいい天使たちの正体が何であれ、何度でもお受けしたいと思います。

 

これもごっつええ映画やったで。

 

 滅多にさえずらない。

 

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