お客様気分が仕事をダメにする
こんにちは!手相、タロット、本格西洋占星術であなたのセルフプロデュースをお手伝い!uranaisuのミカミポーラことみかんちゃんです。あれ?逆だ、みかんちゃんことミカミポーラです。どっちでもいいわ。
先日八女の星の村というところへバスツアーで行ってきました。
蓋した器の中の玉露にお湯を注いでいただく。最後は酢醤油で食べる
こちらのツアーガイドさんの仕事に対する姿勢が素晴らしく、母と二人で感激しました。どういった星の元にお生まれになった方なのか気になって仕方がなく、隙を見て生年月日と出生地と出生時間をうかがって手相も見せていただきました。
チャートを出したら土星が強調されていてですね。なるほど土星は…あ、すばらしいツアーガイドさんと星の村のバスツアーの話はまた今度ね。
今日は占い師にとってお客様とは誰かというお話です。異業種の方、特に自営業の方にも共感していただけるのではないかと思います。
お客様って誰?
待機中「お客様が来たら仕事をするのに。でも誰も来ないからすることがない」と考える人がいます。
ではお客様とは誰でしょうか。お客様とはあなたの仕事にお金を支払う人です。
会社員なら社外の人ではなく雇い主があなたの最初のお客様です。雇用者はあなたのサービスを買う人、あなたは彼らにサービスを売る人。
あなたは面接で自分を売り込みました。雇用者はあなたのサービスに期待してお金を払うことにしました。お店とお客の関係なのです。
このことを忘れて契約先や雇い主を「労働を対価にお金を売るお店」と考え、自分をお客様のように考えてしまうと「なんて店だ。自分ならこうする」と批判的な見方が強くなりがちです。
利益を生み出さないうちから「こっちは客だ。払って欲しかったらそれなりの物を出せ」と報酬ばかり期待するようになってしまいます。
お客様に選んでいただくにはお客様に利益を出すこと、少なくとも出そうという姿勢が必要です。あなたのサービスが対価以上のものならお客様はまたあなたを選んでくれるでしょう。
「雇用者ならともかく、給料をくれるわけでもない占い会社に無償でそこまでしたくない」と考える人もいます。しかし占い師は占い会社から何も受け取っていないのでしょうか。
経営者視点で考える
業績が伸びないとき占い師が支払うのは交通費とせいぜい衣装のクリーニング代です。待機している時間はお金にはなりませんが、ペナルティが課される会社はないと思います。
しかし占い会社は店舗の維持費や事務所代、システムを置いているサーバーの使用料なども経費として支払わなければなりません。あなたが個人で占い会社を運営していたならこれらのお金はあなたの負担です。
実際に家賃、光熱費、広告宣伝や経理事務を個人で負担してサロンを運営している方もいらっしゃいますよね。
占い会社の場合、占い師が受け取る報酬の割合は50%前後です。*1これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれでしょう。
でも「私があなたのために店を出して、家賃と設備費と光熱費と広告宣伝費と税金を払うよ。あなたの報酬は売上の半分。私はその残りで経費を払って、あまったお金をもらうね」と言われたらどうでしょう。かなりいい条件だと思いませんか?
雇用者がお客様だとしたら占い師にとって所属先は何でしょう?私はスポンサーだと思います。よい取引を続けていくには互いの努力が必要です。
お客様気分に注意する
あなたが雇用されているなら最初のお客様は雇用者です。独立して所属先があるなら所属先はスポンサーです。イベントに招待されたらイベント主催者もスポンサーです。*2
あなたが所属していることで店舗が人気店になる。あなたが出演するイベントが取引先のイメージアップに貢献する。また整理整頓され、掃除の行き届いた気持ちのいい店になる。あなたのコメントがHPが賑わわせる。
このような利益があるなら、先方はあなたと契約を交わしてよかったと思うでしょう。
☆経営者目線でお客様を意識する☆
・お客様とは仕事の対価を払ってくれる人
物を売る ←代金を払う
サービスを売る ←代金を払う従業員にとって雇用者は労働を買ってくれるお客様
・スポンサーとは仕事に出資してくれる人
システムを提供 →システムを利用して仕事
店舗を提供 →店舗を使って仕事占い師にとって占い会社はスポンサー
しかしお客様気分でいると、所属先やイベント主催者が自分にサービスしてくれることを期待し、それが得られたら対価として仕事をしようとと受け身になりがちです。そして望んだ待遇が得られないと不平不満が溜まり、それはやがて怨みに変わります。
言うまでもなく、あなたにもお客様やスポンサーを選ぶ権利があります。あなたのサービスを不当な対価で買い叩こうとする人に尽くす理由はありません。そういった相手とは距離を置いていいのです。
けれどもお客様気分でいる人はこのような場面でも「いくらかでも取り返そう」と思ってしまい、なかなか縁を切れません。大きな対価を払ったと感じていればなおさらです。
こういうときは払ったものは人生勉強代と考え、河岸を変えた方が消耗が少なくて済むものです。経営者はコストに敏感なのです。
ここで「お客様に選ばれない場所で待機しているコストがいちばん高いよ!」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
次回はそこも含めて経済的な問題について考えてみたいと思います。
業績が伸びない店舗の特徴に「仲が悪い」というのがあった。愚痴大会は業績を下げる。