ミカミ ポーラのuranaisu

ミカミポーラが福岡は城南区のSalon de uranaisuで書いています。サロンいうても美容院じゃなくて占いするところよ。

独学で占い師になった団地妻がkindleが勉強向きかどうか語るよ

こんにちは。福岡の団地妻占い師uranaisuです。主婦って書かないのは最近暑さで主婦業がいまいちだからよ☆

今日は 今週のお題「読書の夏」と絡めてKindleと紙の本、どちらが勉強向きかについてお伝えしたいと思います。

 

図書館時代

私には資格取得が大好きな夫がいます。資格取得のための参考書はなかなかいいお値段がするのですが、夫は主にオライリーというプログラマー御用達の本を図書館にリクエストして、二週間の貸出期間中に通勤電車の中で読み込んで勉強していました。

 

 ペン画風の動物がシリーズで表紙になっているオライリー

 

夫はこの方法でいくつもの資格を取り、資格取得に報奨金が出る会社に移ってからはちょっとしたボーナスになる額を何度も手にしました。そして市の図書館にずらりと並んだ100冊を超えるオライリーの背表紙を眺めては「わしが育てた」とほくほくしていました。そのあと引っ越しちゃったんだけどね!

 

私もこの方法で占い師になりました。占い師になるには占い教室に通ったり、師匠に弟子入りして個人指導を受けるというコースもあるのですが、プロになろうと決意したときは学費と体力が不足していたのです。

 

当時住んでいた町には趣味の軽い占いの本のほかに魔女の家Booksの「タロット教科書」や伊泉 龍一先生の「タロット大全」などプロ向けの高価でレベルの高い本が揃っていて、とても助かりました。市民税を払う甲斐があるというものです。

 

練習問題と解説が充実していてまさに教科書。タロット界のロングセラーです。

 

百科事典のような厚さと詳しさ。伝承と事実を区別したタロットの歴史が学べる。

 

一冊の本を二週間読み込みながらせっせと実践していくとかなりのことが頭に入ります。夏期講習や合宿免許もそうですよね。その後チャット&メール占いの会社から振り込まれた鑑定料を元手に自分の本を買いました。ということで占い師になるために使ったお金はタロット一組だけ、それも趣味のブログのアフィリエイトポイントで買ったものです。わらしべ長者コースを目指しています。

 

蔵書時代

さて、紙の本を購入する資金が貯まった私はさっそく書店や古本屋、amazonを徘徊するようになりました。本の選び方や勉強の仕方ははこちらに書いたので、興味のある方はぜひご覧になってください。

 

こうして手元に本を置いて占いの勉強をはじめると、関連書籍がどんどん増えます。ノートも増えるし、セミナーに参加したり、自分でセミナーを開催したりするとその資料も増えます。でも場所には限りがある。

 

私は占いの館やイベントでの鑑定待機中を勉強の時間に充てることが多かったのですが、本が重いんですね。プロ仕様の本は特に分厚くてかさばる。けっこう大きい本も多い。ということで電子書籍がこの問題の解決策なのではないかと思ったわけです。

 

Kindle時代

文字がはっきり見えればいいので白黒のPaperwhiteにしました。これはいい。すごくいい。

webで文字を追うと目が疲れてしまいますが、Kindlehaびっくりするほど目に優しい。発色するディスプレイをスマホやPCで読んでいると無意識にまぶしさをかわそうとするのか目が滑りますが、Kindleは落ち着いて読むことができます。長編小説なども斜め読みせず問題なく読めるので、叙述トリックのある話なども途中でわからなくなることがありません。

 

一代目のKindleは落としてしまったので現在は二代目です。先代より文字の輪郭がくっきりして、図や絵などの見やすさは段違いです。私は広告が出ないタイプを使っていますが広告が出るタイプの方がお安くなっています。

 

では独学という観点からはどうなのか。メリット、デメリットについてお伝えしたいと思います。

 

資料の充実度

占いに限ってお話すると、Kindle化された本はまだまだ少ない。紙の本の圧勝です。一方で、Kindleでしか出ていない本もあります。特に松村潔先生はブログのまとめや何かを100円前後でどんどんkindle化していて、とても追いつけません。内容は出版社を通して校正されたものと違って荒削りといわざるをえませんが、その分自由で勢いがあります。同人誌のような感覚なのかもしれませんね。 

 水晶透視でおなじみのスクライイングを学ぶ本。私はこれだけでは無理でした。でもとても面白い本です。オカルト好きなら楽しめるはず。

 

また絶版になってプレミアがついている本が破格でKindle化されているケースもあります。

姓名判断の流派の中で信頼度が抜群の熊﨑式。現在は熊﨑式の学校で学ぶしか方法がありませんが、こちらは熊﨑健翁先生のお嬢さんが健翁先生の本を書き改めたもの。ただいまのロープライスは12,383円!入手も困難です。 

 

次に熊﨑健翁先生ご自身の著書がkindle化されたもの。文字が裏写りしているように見える箇所がいくつかあるので、自炊した本だと思います。旧仮名遣いの少し難しい本ですが、紙で入手するのはほぼ不可能。これが411円。 

昭和八年三月に出された本で、昭和初期、大正末期の独特な文体です。当時社会を賑わわせた新聞記事の解説が「怪人二十一面相」のような雰囲気で、個人的にはそこも面白いです。

 

こちらは松村潔先生のハーモニクス解説本のKindle版。299円です。加筆訂正されており、ここでしか読めない部分が何箇所かあります。ハーモニクスを解説した本自体が少ないので希少な本なのですが、こちらも元の本は現在は絶版で入手困難。

 

こちらが上の本の紙版。ただいまのロープライスは2,925円。Kindle本のおよそ10倍のお値段です!

 

ということで素人同然の趣味の占い師から、大家と呼ばれる先生の貴重な本まで玉石混合のKindle市場。その場クリックで無料の試し読みが出来るのも魅力です。レイキなどヒーリング系の本もたくさんあり、紙の本と比べて半額以下になっているものもあります。

 

レビューはいかんせん数が少ないのであまり当てにならないというのが実感。ファンの応援で星が多かったり、私怨かな?!と思うネガコメがあったりということもありますが、レベルがわからずに買ってしまった方からの「こんな本だと思わなかった」というコメントも見られます。その辺をあらかじめ頭に入れて、レビューはあくまでも参考程度によく考えて本を選ぶとよいと思います。

kindleで読める占いの本

 

さて、独学という観点から見ると本を読むことと学ぶことは少し違います。Kindle本は蔵書が少な目とはいえ入手しやすく、携帯しやすい。それでも紙の本と比較すると、やはり紙の本の方が勉強向きだなと思う点がいくつかあります。長くなりましたので続きはまた今度お話させてくださいね。 

 

書きました!続きはこちら。

 

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