ハウスの刷り込み現象…悲恋体質と得恋体質

昨日の続きでございます。

相手のジェンダーを表すパーソナル天体
つまり太陽、月、火星、金星が
自分のどのハウスに入っているか
それによって相手との相性がよかろうが、悪かろうが
特定の関係であると刷り込まれやすい、という話を前回した。
実はここから悲恋体質か得恋体質かがわかる。

つまり、ジェンダーを表すパーソナル天体の位置と
5ハウス、7ハウスの位置関係を見るわけです。
これがハードなら難しい相性の人に惹かれ
イージーなら楽な相手に惹かれる。

ここから解説が長い上に図がないので
結論だけ知りたい方は結論だけどうぞ。

たとえば5ハウスが牡羊座だとする。
この人は牡羊座にパーソナル天体を持つ人に会うと恋に落ちやすい。
この人自身のパーソナル天体が火の星座*1にあれば
恋した相手である牡羊座と仲良くしやすい。*2

5ハウスから見てイージーなのは
トラインになる1ハウスと9ハウス
次にセキスタイルになる3ハウスと7ハウス
7ハウスから見てイージーなのは
トラインが3ハウスと11ハウス
セキスタイルは9ハウスと5ハウス

ここに自分のジェンダーを表す天体
女性なら金星、男性なら火星があれば、気の合う人に惹かれる。
太陽や月があれば人として付き合いやすい人に惹かれる。
トラインだったら初対面から気が合ったり
セキスタイルだったら好感が持てる人ね。

最初から気が合いやすい人を好きになれば恋はうまくいく。
得恋体質と言える。
ただ恋愛で劇的に変化、成長することはあまりないかもしれない。

逆にハード、特にスクエアになるのは
5ハウスから見てスクエアは2ハウスと8ハウス
オポジションは11ハウス
7ハウスから見てスクエアは4ハウスと10ハウス
オポジションは1ハウス

ここに自分のジェンダーを表す天体
女性なら金星、男性なら火星があれば、揉めがちな相手に惹かれる。
太陽や月があれば生き方が合わない人に惹かれる。
スクエアだったら否定しあいやすい相手
オポジションだったらコインの裏表みたいな相手。

こういう自分か相手が変わらないといけない相性の人
（というか、変わりつづけなければならない相性の人）
を好きになる人は最初から恋愛やパートナーシップのハードルが高い。
悲恋体質と言える。でもがんばって成長するタイプでもある。

このうち11ハウスは7ハウスのイージー
5ハウスのスクエアなので
友情に生きる人はパートナー選びは上手いけど
恋愛ではちょっと無理目に惹かれるってことになる。
上手くいかない相手に恋したり
上手くいくパートナーにときめきを感じなかったりね。

太陽、月、火星、金星がハウスに散らばっていると
複雑な恋愛模様になるし
ひとところに固まっていれば
好みが固まりやすいというか、偏りやすいところがある。

一つのハウスに一つのサインというわけじゃなく
普通は二つから三つのサインが入っているので
角度的にハード、イージーでも
要素としては違うということもある。

まとめは以下の通りです。

自分のジェンダーを示す天体が
（男性天体は太陽、火星。女性天体は月、金星）
ネイタルチャートのどこにあるか
そして各天体の要素（火地風水）とハウスのカスプを読みます。

火星、金星がある場所　…性欲や好みと恋愛の関係
太陽がある場所　…生き方と恋愛の関係
月がある場所　…感情的満足と恋愛の関係

・気の合う人に惹かれやすい人
　5ハウス、1ハウス、9ハウス、または3ハウス、7ハウスにある

・気の合う人とパートナー関係になりやすい人
　7ハウス、3ハウス、11ハウス、または5ハウス、9ハウスにある

・自分と異質な相手に惚れやすい人
　2ハウス、8ハウス、または11ハウスにある

・自分と異質な相手とパートナー関係になりやすい人
　4ハウス、10ハウス、または1ハウスにある

・恋愛はそうでもないが、パートナー関係には葛藤がある
　6ハウス

・パートナー関係はそうでもないが、恋愛には葛藤がある
　12ハウス

何にしても自分の恋愛については
5ハウス、7ハウスのサインを覚えておくといいと思う。
慣れるとさっさと読めるので鑑定の現場で重宝する。おすすめ。

石井ゆかりさんはハードもクインカンクスも恋愛要素だと読んでいる。
「悲恋体質！さいあく！」と思った方はこの本の説明は希望を持てると思う。

*1:牡羊座、獅子座、射手座

*2:恋愛が始まるときにはハードアスペクトが有効だけど、お付き合いが末永く楽に続くならイージーアスペクトが楽。イージーゴー。

ミカミポーラのuranaisu