ミカミ ポーラのuranaisu

ミカミポーラが福岡は城南区のSalon de uranaisuで書いています。サロンいうても美容院じゃなくて占いするところよ。

ハウスの刷り込み現象…白馬に乗った親戚のおっさん

「つづく」と書いて長らく放置してきましたが
占星術で相性100%とされる相手であっても
恋愛対象にはなりえない場合があり
さっぱり相性よくないのに、すっかり恋に落ちることがある
それはどういう場合か、というお話の続きをしようと思います。
前回のお話はこちら

もうすっごい長々書いたんだけどもさ。
長文は新潮文庫だけにしろってことで
いっかい全部なしにして、書き直しました。

結論から言うと
二人のネイタルチャートを重ねて
相手の性別と一致する天体が
つまり男性なら火星、太陽が
女性なら金星、月が*1
自分の7ハウスか5ハウスにあった場合
「なんだかわからないけど、すき!」となりやすい。
5ハウスだと恋愛寄り、7ハウスだと相棒、パートナーって感じ。
あと12ハウスに入っていた場合も
無意識に相手に夢中になりやすい。*2

これはこれまで見てきた限り、個人的に鉄板だと思う。
*3

前回「相性100%じゃね?」と思った知人男性は
太陽が私の9ハウスにあり
火星は8ハウスにある。
9ハウスって遠縁の親戚とか、親の職場だよね。*4
8ハウスは別名セックスのハウスなんだけど
これはちょっと諸説あって
説明すると長くなるので今回は省略。
とにかく8ハウスに入ってる相手の天体にはそれほど惹かれない。

そして私にとって彼は、まさに遠縁の親戚な人。
親戚って、考え方がどうとか生き方がどうとかじゃなく
自動的にある程度距離が近いところにいるでしょ。
出会ったときからそんな感じ。
おばちゃんちのお兄ちゃんどうしてる?みたいな。
これは盛り上がらない。
白馬に乗ってやってきても相手が親戚のおっちゃんだったら
「わ、馬だ!どうしたの?」ってなる。

このほか相手の星が自分のハウスに入っている場合の刷り込みは
11ハウスだと友達だと思ってしまう。
そんなに一緒に行動してなくても気が置けなくて大丈夫な感じ。
3ハウスも友達だと思うけど、こっちは幼馴染みや兄弟姉妹のよう。
だべってて楽しい、みたいな。
4ハウスだと家族感。親しみやすいけど甘えが出やすい。

10ハウス、6ハウスに入ってくると上下関係が出来る。
10ハウスでは社長とか会長とか、方針を打ち立てる人
6ハウスは直属の上司か、いわゆる「ご主人さま」。
相手にいつのまにかこき使われてしまう。
というか、仕えてしまいやすい。

1ハウスに相手の太陽や月が入っている場合もよくある。
読み解くならキャラが被ってるってことになるので
共感、理解しやすいのかもしれない。

2ハウスと8ハウスはこれといった印象がない。
これについては思うところがあるんだけど
これも説明すると長くなるので今回は省略。

キャメレオン竹田さんは
「相手の木星が自分の2ハウスに入っていたら仕事にいい!」
と書いていた。2ハウスは金運だから繁栄するってことだね。
木星はパーソナル天体じゃないから福の神みたいな感じか。
学校の先生の木星は、義務教育までは3ハウスに
高等教育に入ったら9ハウスに入ってほしいね。

ということで、恋愛では
自分の5ハウスと7ハウスを覚えておくといいと思う。
相性がよかろうが悪かろうが
つまりパーソナル天体とのアスペクトがどうであれ
ここに相手の天体が入ってくるとハート掴まれやすい。

あとリリスね。
相手のリリスに自分のパーソナル天体が重なっている場合
(水星は恋愛方面では影響しない感じ)
どのハウスで重なっていても猫にマタタビ状態になる。

こうして見ていると人は相性のいい人じゃなく
刷り込まれた人を好きになるんじゃないかとよく思う。
アスペクトがよくても
ハウスがのほほんとしていると燃え盛らない。*5

相性占うときはやっぱり出生時間を知りたい。
ただ自分はともかく、相手の出生時間を知るのって難しいよね。
各自創意工夫を凝らしてがんばってください。

少し違うけど、ハウスと相性について書いてある。

*1:同性愛の場合は自分が相手を意識する性、つまり男として好きなら火星、太陽を、女として好きなら金星、月を見る。

*2:相手のアセンダントが自分の5ハウスにあると見た目が好みになる傾向も見られる。

*3:アメリカ占星学教科書 第2巻のハウスの章も参考になる。

*4:7ハウスにとっての3ハウス、4ハウスにとっての6ハウス

*5:もちろん他の要素でつきあう人、結婚する人もいる。