ミカミ ポーラのuranaisu

ミカミポーラが福岡は城南区のSalon de uranaisuで書いています。サロンいうても美容院じゃなくて占いするところよ。

厄払いデビュー in 愛宕山 愛宕神社 後編

お札をお返しする場所を求め
naviに引かれて愛宕参りにやって来た私たちは
nnaviの勧めで宇賀神社側の参道から上がってまいりました。*1

一の鳥居のところに
厄年早見表があって
「すぐにお祓いできます」というようなことが書いてあり
そして、なんと私は大厄でした。

大宰府で見たときは厄年は男女別になっていて
私はもうこの先厄年はないと思っていたのですが
愛宕神社の厄年早見表は男女同じで
愛宕神社的には
私は三年続く大厄の三年目であったのです。*2

とにかくお札を返そうと本殿まで階段を上がり
お札を入れるポストのような、あれを探したのですが見つからず
尋ねたところ「社務所へ返してください」と言われました。

そして社務所へ行ったら
また、あったんです。厄年早見表が。
私の出生年に真っ黒い●がついていて
「大厄」。

お祓い、ごせんえんだって。

正直この年まで厄年を気にしたことはなく
今日も厄年だと知って怖かったり不安だったりはなかったのに
なんだか「これはやっておくところだ」という気持ちになって
受けてきましたよ、厄払い。

宮司さんの衣装がよく出来たコスプレみたいで
考えてみたらプレイじゃなくて本ちゃんだからそりゃあ立派で
「こんな機会、滅多にないから写メ撮りたい」
と思ったのですが
同席した夫に止められ、自分でも不敬な気がして自粛しました。
ということで画像はありません。

私のほかに二組の方がご祈願に列席され
祝詞の中で
住所氏名年齢からご祈願の内容まで詳しくお聞きして
ご病気の快癒と、新車のお祓いだということはわかりましたが
ご祈祷中も
我々の背後の賽銭箱にはじゃんじゃんお賽銭が投げ込まれ
鈴がガランガラン鳴らされていたので
いい感じに個人情報が曖昧になっていました。

私は住所を書くとき
縦棒と漢数字を混在させたため
宮司さんが祝詞の中で私の住所を読み上げるとき
一瞬間があってから自信なさげに口ごもっておられ
申し訳ない気持ちになりました。

それで
私は平素見えないものが見えるタイプではないので
ああ、こういうとき神様や神様のお使いの方が見えたらなあ
と思いましたが
特に何か見えたり聞こえたりはありませんでした。

でも
途中なんだかこう
「長い間離れてがんばってきたけれどもう大丈夫」
みたいな

なんだろう、うまく言えませんが
長く待たせた老いた祖父に出迎えられたような
ごめんなさいともう安心とが混ざった
悲しいと嬉しいとが混ざった複雑な暖かさを感じて
涙ぐんでしまいました。

白い紙で出来た、あのしゃっしゃって振るやつ*3を見たときも
「はらったま きよったまのヤツだ!ぷぷ!」
と思っていたのに*4
垂れた頭の上で振っていただいたとき
頭の上にずっとあった何かが
ふわっと持っていかれた感じがしました。

もっと言うと
私は長い間、ある宗教に属していて
イスラム教徒もびっくりの厳粛さで教義に生きていたころがあり
そこに属する何かが、ふわっと持っていかれた
という感じがしました。

それがなんかこう
いろいろあったけど育ててくれた親で、でももう一緒にはいられない
という気持ちで
そのときは言葉で考えていませんでしたが
言葉にするなら
「ありがとう、ごめんなさい、さよなら」
という気持ちになりました。

最後に、あの神社のしめ縄についている
ひらひらした紙がついた、おそらく榊を一枝いただき*5
それを祭壇にお供えして
お祓いは終わりました。

先にいただいた祈願章と開運御幣を手に持っていたので
拍手を打つときや、起立するとき
少しあたふたしましたが
滞りなくすべてが終わり
なんかこう、すっきり、うーん、すかっと?いや違うな…
部屋がきれいになったときのような…

…そうか、これが清められたってやつか!

清められた感じがしました。
そして胸の辺りがチャージされたような
自分の胸のところにある
清々しい部屋の中に灯りが灯っているような
そういう気分になりました。

受けて、よかった。

今日は映画の日なので
帰りにホークスタウン清洲会議を観ました。
これもよかったです。

*1:宇賀神社は日本武尊(やまとたけるのみこと)素戔嗚尊(すさのおのみこと)宇賀魂神(うがのみたまのかみ)三柱の御祭神

*2:前厄、後厄なのかな?

*3:大麻(おおぬさ)

*4:うる星やつら」世代。

*5:玉串